導入事例

農業生産法人 のざき

のざき牛について

黒毛和牛の出荷頭数日本一を誇る鹿児島県。
全国の和牛生産量のうち、約15%を占めている“一大和牛生産県”。

その畜産王国鹿児島に、全国で初めて個人名を冠したブランド牛「のざき牛」がある。
きめ細かな肉質、バランスの良い霜降り肉。肉の旨さが際立つ鹿児島黒牛の中でも、徹底した管理技術と、牛さんたちへの思いの深さから、鹿児島県内で多くの賞を受賞。現在では、全国、そして世界を舞台として、東京食肉市場に「のざき牛」を出荷。

のざき牧場の畜舎環境改善

そんな「のざき牧場」では、牛さんにストレスや不安を感じさせない畜舎環境改善にいち早く取り組んできた。その一つが、アグリワールドの上中 社長と徹底的に話し合い、畜舎環境改善素材「アグリパワーII」の導入。畜産日本一の厳しい目で「アグリワールド」の畜舎環境改善への取り組みを見つめてきたが、その変化はすぐに現れる。

牛舎の床材に「アグリパワーII」を混ぜてから、牛さんの足下から尿溜まりがなくなり、アンモニア臭が消えた。床材の糞尿は菌により分解され、水分が抜け、フワフワのベッドのようになっていた。そのためか、牛さんの表情が穏やかになり、中にはその巨体を横たえ、口を開けて眠る牛さんまで出てきた。

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有機堆肥作り

さらに、牧場内に2施設ある14m×98mという日本一大きな堆肥場では、天井から床まである巨大な「撹拌ドリル」を稼働させ、上下撹拌とエアーの送り込みにより堆肥化を加速的に推し進めるという、最新式堆肥化施設を持つ。

「アグリパワーII」を投入しフワフワになった牛舎の床材を回収し、さらに最新式堆肥化施設の機能を生かすことで堆肥化速度が更に早まり、わずか3~4週間程度で、悪臭の無い、フワフワの有機堆肥が出来上がるまでになった。

有機堆肥作りにおける管理は徹底している。
75度以上を5日以上維持することで、大腸菌などの有害菌や種子などを駆逐し、安心安全な有機堆肥を生産している。

今では「のざき牧場」で作った有機堆肥「アグリI(ワン)」は、農家の皆さんからの引き合いが増え、巨大な堆肥場にはほとんど残っていない状態が続き、牛さん達にもっとお願いしなくてはという状況。これからも、「牛さん」にとってよりよい「牛生」を送ってもらう精一杯の手助けをしたいと、スタッフ一同、日々精進を続けている。

「のざき牛」2年連続日本一の快挙

東京食肉市場で開催された、全国肉用牛枝肉共励会で、のざき牧場が出品した「のざき牛」が、なんと2年連続日本一に輝いた。2年連続日本一(18年 最優秀賞、19年 名誉賞受賞)の快挙は、今も破られていない記録。さらに、平成21年、7頭出品した内、5頭が入賞という快挙を達成。
そして平成24年、全国肉用牛枝肉共励会で、最高賞となる「名誉賞」を受賞。高い肥育技術を実証。

現在では、外資系高級ホテルのコースディナー・メインディッシュに選ばれ、海外でも日本の最高級和牛として、その名を轟かせている。

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農事組合法人 森ファーム組合 (代表取締役 森 義之 様)

森ファームについて

森ファームは、輝北町に4つ、宮崎に1つ(20ha)の農場を持ち、繁殖雌を含む5000頭の黒毛和牛生産と肥育を行う、曽於地域最大級の大規模農場。年間2300頭を出荷する。

頭を悩ませた悪臭とハエ害

祖父から受け継いだ「森ファーム」は、当時、ご近所から毎日のように悪臭とハエ害による苦情が絶えなかった。最初の頃はその苦情が入るたび に、謝罪の毎日。一頭の牛が1日に10kg以上の糞尿を出す。森ファーム3,000頭の牛となると、1日に30,000kg(30t)、一ヶ月で 900,000kg(900t)の糞尿が溜まってしまう。

もちろん堆肥化のための堆肥小屋を作り取り組むも、決して優良な堆肥ではなく、引き取ってくれるならこちらでトラックを動かし、無料でその畑まで運んでいった。

本来ならさらに頭数を増やし規模を拡大すべき時に、このままでは頭数を減らし規模を縮小し、スタッフも減らさなければならないところまで追いつめられていた。

牛舎環境改善への取り組み

そんな時、祖父の紹介で株式会社アグリワールドの上中社長と出会う。

牛舎と堆肥小屋を見た後、上中社長が「この堆肥作りと牛舎環境改善を、うちに任せてくれないか」と提案される。無論「不可能だ。できるはずかない。やれるものならやってみろ」という、半信半疑のままではあったが任せてみる事にした。

それから毎日アグリワールドの社員が堆肥小屋と牛舎で何かをやっていたが、3ヶ月を経過した頃、ある変化に気付いた。牛舎の悪臭がほとんど無くなっていた。しかも、ハエが音を立てて飛び回っていた堆肥小屋からも悪臭は消え、ハエの姿もほとんど見なくなった。

有機堆肥

この時期を境に、ご近所からの苦情が無くなった。今ではそのご近所の農家さんがお金を出してうちの堆肥を買い、作物を育て、収穫した野菜を届けてくれるまでになった。

さらに、この森ファームで作った有機堆肥「アグリI」を使い、自分の田んぼで有機米を収穫するまでになった。

快挙!グランドチャンピオン受賞

そして牛舎環境改善により、2010年10月 第22回秋の鹿児島県黒牛産地宣伝販売会で、70頭のエントリーのうち、森ファームの牛がグランドチャンピオンに選ばれる快挙を達成。祖父から受け継いだ 4年前は、受賞など想像もできなかった。今、清涼な空気と環境の中、生き生きとした牛たちが健やかに育っている。

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